ボーム&メルシエのクリフトンにGMTとブロンズが追加投入
ボーム&メルシエのクリフトンがコレクションを拡張している。主にビジネスシーンをイメージしたクリフトンは、3針、GMT、フルカレンダー、カレンダー クロノグラフ、パーペチュアルカレンダーをラインナップしている。そこに一昨年加わったのが3針モデルのクリフトン ボーマティックだ。シリコン脱振機を備えることで、高い耐磁性能と約120時間ものロングパワーリザーブを実現した同作。一見、普通の時計にしか思えない外観のクリフトン ボーマティックが、昨年12月のwebchronosの読者が選ぶ「ワナバイウォッチグランプリ2018」で50万円以下の部門の最優秀賞に輝いたのは、この“羊の皮を被った狼”とも言うべき、ムーブメントとケースの組み合わせにあるだろう。
そんなクリフトン ボーマティックに、2019年はスポーツシーンに向けたクリフトン クラブにGMTモデルと3針のブロンズケースモデルが追加投入された。
セカンドタイムゾーンの時刻は、センター針と24時間目盛りを配したディープブルーのアルミニウム製ベゼルで読み取る。
■クリフトンクラブ GMT
自動巻き。28,800振動/時。SSケース(直径42mm)。約42時間パワーリザーブ。100m防水。240,000円(税別)
■クリフトンクラブ GMT
自動巻き。28,800振動/時。SSケース&ブレス(直径42mm)。約42時間パワーリザーブ。100m防水。255,000円(税別)
ブロンズを使用することの利点は、ブロンズが生きた素材であり変化していくこと、そしてムーブメントの精度をより効果的に守る耐磁性を備えていることだ。酸化することでケースは、褐色を帯びた深みのある色調となり、時を経て緑青が芽吹いてくる。空気、水分、日光にさらされることで、所有者ごとに異なる色彩のニュアンスが出てくるのだ。
■クリフトンクラブ ブロンズ
ブラック、チョコレート、ブルー、グリーンの4色のダイヤルが用意された。ストラップはレザーとラバー製だ。
自動巻き。28,800振動/時。ブロンズケース(直径42mm)。約42時間パワーリザーブ。100m防水。310,000円(税別)